ドメインエキスパートとの対話を通じてユビキタス言語(用語集)とドメインモデルを作成する。新規プロジェクト開始時のドメイン理解、既存システムのリファクタリング前のモデル整理、チーム内での用語統一が必要な場合に使用。「DDDでモデリングしたい」「ドメインモデルを作成」「用語集を整理」「ユビキタス言語を定義」などのリクエストで起動。
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name: ddd-modeling description: ドメインエキスパートとの対話を通じてユビキタス言語(用語集)とドメインモデルを作成する。新規プロジェクト開始時のドメイン理解、既存システムのリファクタリング前のモデル整理、チーム内での用語統一が必要な場合に使用。「DDDでモデリングしたい」「ドメインモデルを作成」「用語集を整理」「ユビキタス言語を定義」などのリクエストで起動。
DDDモデリング
概要
質問主導の対話でドメインを探索し、以下を生成する:
- 用語集(ユビキタス言語)
- ドメインモデル図(Mermaid)
参照ドキュメント
- DDDパターン: references/ddd-patterns.md
- 読み込みタイミング: フェーズ4(モデル構築)でエンティティ/値オブジェクト/集約の判定時
質問のプレースホルダーについて
ワークフロー内の質問例で使用している「〇〇」「△△」は、対話中に収集した具体的な用語に置き換える。例えば、ユーザーが「注文」という用語を挙げた場合、「〇〇は一意に識別される必要がありますか?」は「注文は一意に識別される必要がありますか?」となる。
ワークフロー
フェーズ1: ドメインの概要把握
対象ドメインの全体像を理解する。
AskUserQuestion({
questions: [
{
question: "どのようなビジネス/システムのドメインをモデリングしますか?",
header: "ドメイン",
options: [
{ label: "ドメインを入力", description: "対象ドメインの概要を記述" }
],
multiSelect: false
},
{
question: "このドメインで最も重要なビジネス上の関心事は何ですか?",
header: "関心事",
options: [
{ label: "関心事を入力", description: "解決したい課題や重要な機能" }
],
multiSelect: false
}
]
})
遷移条件: ドメインの概要と主要な関心事が把握できたらフェーズ2へ
フェーズ2: ユビキタス言語の収集
ドメインで使われる用語を洗い出す。
質問パターン:
- 「この業務で日常的に使われる言葉は何ですか?」
- 「〇〇という言葉の正確な意味を教えてください」
- 「〇〇と△△の違いは何ですか?」
- 「この概念に別の呼び方はありますか?」
AskUserQuestion({
questions: [
{
question: "このドメインで頻繁に使われる重要な用語を挙げてください(カンマ区切り)",
header: "用語リスト",
options: [
{ label: "用語を入力", description: "例: 注文, 顧客, 商品, 在庫" }
],
multiSelect: false
}
]
})
収集した用語それぞれについて深堀り:
- 定義の確認
- 関連する用語との関係
- ビジネスルールの有無
遷移条件: 主要な用語(5〜15個程度)が収集され、各用語の定義が明確になったらフェーズ3へ
フェーズ3: 境界づけられたコンテキストの特定
同じ用語でも文脈によって意味が異なるケースを特定する。
確認ポイント:
- 同じ言葉が部署/チームによって異なる意味で使われていないか
- システムのどの部分でその用語が使われるか
- 用語の責任範囲はどこまでか
AskUserQuestion({
questions: [
{
question: "「〇〇」という用語は、異なる場面で異なる意味を持ちますか?",
header: "文脈確認",
options: [
{ label: "はい", description: "文脈によって意味が異なる" },
{ label: "いいえ", description: "一貫した意味で使われる" }
],
multiSelect: false
}
]
})
遷移条件: コンテキスト境界が明確になり、各用語がどのコンテキストに属するか整理できたらフェーズ4へ
フェーズ4: ドメインモデルの構築
収集した情報からモデル要素を特定する。
4.1 エンティティの特定
判定基準:
- 一意の識別子を持つか
- ライフサイクルを通じて同一性を保つか
- 状態が変化するか
AskUserQuestion({
questions: [
{
question: "〇〇は一意に識別される必要がありますか?(例: 注文番号で識別)",
header: "識別子",
options: [
{ label: "はい", description: "一意のIDで管理される" },
{ label: "いいえ", description: "値で比較すれば十分" }
],
multiSelect: false
}
]
})
4.2 値オブジェクトの特定
判定基準:
- 属性の組み合わせで等価性を判断するか
- 不変か
- 他のエンティティの属性として使われるか
4.3 集約の特定
判定基準:
- 一貫性を保つ必要があるエンティティのまとまりは何か
- トランザクション境界はどこか
- 集約ルートは何か
AskUserQuestion({
questions: [
{
question: "〇〇を変更するとき、必ず一緒に更新が必要なものはありますか?",
header: "整合性",
options: [
{ label: "あり", description: "関連するものを入力" },
{ label: "なし", description: "単独で更新可能" }
],
multiSelect: false
}
]
})
4.4 ドメインイベントの特定
質問パターン:
- 「〇〇が起きたとき、他に何が起こりますか?」
- 「この変更を他のシステムに通知する必要がありますか?」
遷移条件: 以下がすべて特定できたらフェーズ5へ
- エンティティと値オブジェクトの分類
- 集約とその境界
- 主要なドメインイベント
フェーズ5: 検証と確認
構築したモデルをユーザーと確認する。
## 確認事項
1. 用語の定義は正確か
2. エンティティと値オブジェクトの分類は適切か
3. 集約の境界は妥当か
4. 見落としている概念はないか
遷移条件: ユーザーがモデルを承認したらフェーズ6へ。修正が必要な場合は該当フェーズに戻る
フェーズ6: ドキュメント生成
確認が完了したら以下を生成する。
6.1 用語集(GLOSSARY.md)
# ユビキタス言語 - 用語集
## コンテキスト: [コンテキスト名]
| 用語 | 定義 | 関連用語 | 備考 |
|------|------|----------|------|
| 注文 | 顧客が商品を購入する意思表示 | 顧客, 商品 | OrderStatus参照 |
6.2 ドメインモデル図(DOMAIN_MODEL.md)
Mermaid記法でクラス図を生成:
classDiagram
class Order {
<<Aggregate Root>>
+OrderID id
+CustomerID customerId
+List~OrderLine~ lines
+OrderStatus status
+place()
+cancel()
}
class OrderLine {
<<Entity>>
+ProductID productId
+Quantity quantity
+Money price
}
class Money {
<<Value Object>>
+int amount
+string currency
}
Order "1" *-- "*" OrderLine
OrderLine --> Money
出力ファイル
// 用語集
Write({
file_path: "docs/GLOSSARY.md",
content: glossaryContent
})
// ドメインモデル
Write({
file_path: "docs/DOMAIN_MODEL.md",
content: domainModelContent
})
フェーズ7: セルフレビュー(サブエージェント)
生成したドキュメントのレビューをサブエージェントに委譲する。
Task({
description: "DDDモデルレビュー",
subagent_type: "general-purpose",
prompt: `
以下のDDDモデリング成果物をレビューし、問題があれば修正してください。
## レビュー対象ファイル
- docs/GLOSSARY.md(用語集)
- docs/DOMAIN_MODEL.md(ドメインモデル図)
## レビュー観点
1. **用語の一貫性**: 用語集とモデル図で同じ用語が使われているか
2. **モデルの完全性**: 重要な概念が漏れていないか
3. **境界の妥当性**: 集約の境界が適切か、責務が明確か
4. **ビジネスルール**: 重要なビジネスルールがモデルに反映されているか
## チェックリスト
**用語集(GLOSSARY.md)**
- すべての用語に明確な定義がある
- 関連用語が正しくリンクされている
- コンテキストごとに整理されている
**ドメインモデル図(DOMAIN_MODEL.md)**
- エンティティと値オブジェクトが正しく分類されている
- 集約ルートが明示されている
- 関連と多重度が正確
- ステレオタイプ(<<Entity>>, <<Value Object>>等)が付与されている
## 出力形式
1. 発見した問題のリスト(問題がない場合は「問題なし」)
2. 各問題の修正内容
3. 修正後のファイル更新(Editツールで修正)
問題がなくなるまでレビューと修正を繰り返すこと。
`
})
サブエージェントの結果処理
- 問題なし: フェーズ完了、完了条件を満たす
- 問題あり・修正済み: 修正内容を確認し、必要に応じてユーザーに報告
- 解決不能な問題: AskUserQuestionツールでユーザーに確認
質問のコツ
良い質問の例
- 「〇〇の状態が変わるのはどんなときですか?」
- 「〇〇と△△の関係を教えてください」
- 「〇〇が〇〇であるとき、△△はどうなりますか?」
- 「このルールに例外はありますか?」
避けるべき質問
- 技術的な実装詳細を聞く(「DBのスキーマは?」)
- Yes/Noで終わる質問ばかり
- 複数の概念を一度に聞く
完了条件
- 主要な用語がすべて定義されている
- エンティティと値オブジェクトが分類されている
- 集約とその境界が明確になっている
- ドメインイベントが特定されている
- GLOSSARY.mdが生成されている
- DOMAIN_MODEL.mdが生成されている
- セルフレビューが完了し、問題が解消されている
関連スキル
- analyzing-requirements: 技術要件の詳細設計が必要な場合
- planning-tasks: 実装タスクの分解が必要な場合
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